
「WordPressを使ってブログやサイトを立ち上げたいけど触ったことがないし、ITの知識もない。プログラミングなんて全然わからない。頑張りたいけど何から始めたら良いかわからないので、具体的な手順が知りたい。」
こういった疑問に答えます。
【初心者向け】WordPressで最初に設定すべき6選
WordPressを使うメリットは、htmlやCSSを知らなくてもテンプレートにより綺麗なコンテンツが簡単に作れるだけでなく、表示画面の構成変更やプラグインによる機能の追加・削除簡単に行えることです。
ただし、初めてWordPressを触る方にとっては、何から始めたら良いのかが分からず敷居が高いと感じてしまうかもしれません。
この記事では、WordPressが起動したところから最初に設定すべき6選をご紹介します。
WordPressのアップデート
まず最初にやるべきは、最新版へのアップデートです。
WordPressはphpというプログラミング言語で書かれています。
phpはWEB用の言語としては大変すばらしい言語である一方、毎日のように新しいバグやセキュリティの穴が見つかります。
セキュリティ事故を起こさないために、直ぐにアップデートを実施しましょう。
アップデートも、とても簡単です。
更新から、今すぐ更新をクリックします。

しばらくすると、以下の画面になりますので「データベースの更新ボタン」を押します。
この画面のまま時間が経っても先に進まない場合は、F5ボタンを押しましょう。

WordPressのセキュリティ対策としてLogin rebuilderのインストールと設定
直ぐに記事を書きたい気持ちをぐっとこらえて、先にセキュリティ対策としてログインのURLを変更します。
WordPressのデフォルトのログイン用のURLは共通です。
つまり、ログインのURLがバレてしまっています。。。危険ですよね。
Login rebuilderにより、WordPressのログインURLを簡単に変更することができます。
インストールはプラグインから新規追加に進み、右側の検索窓でLogin rebuilderを検索してインストールします。
インストール後は有効化を選択します。

設定は、設定からログインページを選択します。
「新しいログインファイル」がログインのURLのページになり、青枠の部分にURLとして表示されます。
設定するURLは、英単語ではなく日本語をローマ字化する方がバレにくく良いでしょう。

WordPressのデフォルトユーザ「User」の削除
次にユーザの追加と削除、切り替えを行います。
Userというユーザがあること(Userというユーザがあることがバレている)もセキュリティリスクとなります。
今回追加するユーザは、管理者として追加します。

新規ユーザ(管理者)を追加後にWordPressからログアウトし、作成したユーザでログイン後に最初からあったUserを削除しましょう。
WordPressで使用するテンプレートの選択と設定
テンプレートとは表示されるデザインです。
気になっている人のブログや企業のサイトをみると、構成がキレイだったり見やすかったりします。
WordPressではテンプレートを使用することで、綺麗で機能的なサイトが立ち上げられるだけでなく、画面構成も一括変更ができます。
テンプレートは有料・無料と様々です。まずは自分が気に入ったものがあるかテンプレートを切り替えてみるのが良いです。
設定は外観から行います。インストール済みで直ぐに使用できるテーマがいくつか表示されます。

WordPressで使用するテンプレートの設定
標準でインストールされているものではないデザインを探したい場合には、上部の「Add New」をクリックすると、注目度の高いもの・人気・最新といったカテゴリでテーマを選べます。

カーソルを合わせるとそのテーマの詳細とプレビューが表示されるので、気にったものがあれば、有効化を押してサイトに反映させます。
気に入らなければ他の物に変えれば良いので、切り替えてみましょう。
テンプレートの設定:WordPressでおすすめのテーマはなに?
では、どのテーマにするのが良いのか?自分で決められないという人も少なからずいらっしゃいます。
私が使っているのはCocoonです。多機能にも拘らず、無料でデザインもとても気にっています。
使用するメリットや機能などの詳細は作成者のサイトをご確認ください。
Cocoonを利用するには、ダウンロードしてサイトにアップロードが必要です。
アップロード方法は、外観・Add New・テーマのアップロードに進み、ファイルの選択をし、リンクからダウンロードしたCocoonを選択します。

テンプレートの設定:WordPressのテーマのおすすめの設定方法は?
なにかおすすめのテクニックがあるか?というと、子テーマを使うことです。
子テーマを使う事の最大のメリットは、テーマのアップデートの際に画面の崩れなどの影響を抑制することができます。
Cocoonには子テーマが準備されていますので、Cocoonをアップロードと有効化後に、同様に子テーマをアップロードして有効化を行いましょう。
Cocoonの設定のTips
HTTPS化したはずのサイト(HTTPS化についてはこちらを参照)が何故か鍵マークが外れていたりします。

こういう場合には、ブラウザをデバックモードにすると原因がわかります。
私の環境はWindows+Google Chrome なのでf12キーを押すだけでデバックが表示されます。
次の画像は抜粋ですが、httpがリンクされていることが分かります。

これはアップロードされた画像へのリンクはhttpになっているため、HTTPSが外れたということですね。
この場合、以下の設定をすることで問題解決が可能です。

メタ情報の削除
メタ情報とは、ホームページ上にあるサイト管理やログアウトなどのリンクです。

Login rebuilderでログインのURLを変更していますので機能はしませんが、外部に見えない様に削除します。
外観・ウィジェット・ライブプレビューで管理に進みます。

するとホームページの画面に近いライブレビューに切り替わります。メタ情報にカーソルをのせるとポップアップが表示されるので、Shiftを押しながらクリックして編集をします。

左側にメニューが表示されますので、削除を選択し実行します。
その後、上部の公開ボタンを押すと設定が反映されます。
設定完了後は、ホームページに戻るかライブプレビューで管理を選択し、メタ情報が削除されていることを確認しましょう。

バックアップの設定と実施
WordPressのバックアップも便利なプラグインが用意されています。
記事の追加やWordPress設定変更などをした際には、最後に必ずバックアップを取っておきましょう。
サーバのスナップショットで良いんじゃ?と思う方も多いと思いますが、そのサーバを含めシステム全体が長期間停止してしまうこともあります。
そんな時、必ずバックアップを取っておけば良かった・・となりますし、逆にバックアップされあればなんとでもますし、サイトの引っ越しにも有効です。
Login rebuilderの時と同様にプラグインよりAll-in-One WP Migrationを検索してインストール・有効化をします。

インストール後は、メニューから「All-in-One WP Migration」・エクスポートもしくはバックアップを選択します。今回はローカルにダウンロードしますのでファイルを選択します。

ダウンロードが開始し、ダウンロードし終わったらバックアップは完成です。

まとめ
今回は、WordPressでブログを始めたいけど何を最初にやればよいのか?という人向けに、セキュリティも意識しつつバックアップまで最初に設定すべき個所を纏めました。
- WordPressのアップデート
- WordPressのセキュリティ対策としてLogin rebuilderのインストールと設定
- WordPressのデフォルトユーザ「User」の削除
- WordPressで使用するテンプレートの選択と設定
- メタ情報の削除
- バックアップの設定と実施
設定すべき項目が一つではないので少し面倒かもしれませんが、最初にやってしまえば後は記事を書くだけです。
ぜひ挑戦してみて下さい!