【完全初心者向け】ITエンジニアなら知っておきたいCentOS 7 のバージョン確認とインストール方法

エンジニア小技

・CentOSをインストールしてみたいけど、どこからダウンロードすればよいの?

・インストール方法が分からない

・インストールの注意点が知りたい

こういった疑問に答えます。

もともとタクゾーは2000年頃からLinux/Unixでのサーバー構築を行っているので、どのOSでも「触ったことがないから分からない」という感じではありません。

依頼があれば「了解です~」という感じです。

最近は仕事柄かCentOS7系のお問い合わせとテストが多く、自分のためにもインストーラーなどの情報を纏めておいた方が良いと思ったので、今回の記事はその備忘録も兼ねています。

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【完全初心者向け】ITエンジニアなら知っておきたいCentOS 7 のバージョン確認とインストール方法

今回は、インストールを画像付きで解説しますので、CentOS(Linux)初心者の方の参考になるかと思います。

なお、環境構築にはESXiを利用しています。

これからエンジニアを目指す方、Linuxは慣れていない方は自宅サーバでの環境構築をオススメしますので、こちらもご参考にしてください。

なぜCentOSなの?

Linuxのシェアは、世界的にはCentOSよりもUbuntuの方が人気ですが、日本ではCentOS の方が人気です。

WebサイトLinuxシェア1月、Ubuntuが50%に迫る
Q-Successから2021年1月のWebサイト向けLinuxディストリビューションのシェアが発表された。2021年1月はUbuntuがシェアを増やし、CentOS、Debian、Gentooがシェアを減らした。Ubuntuはシェアの増加を続けており、現在と同じ傾向で増加が続いた場合、数カ月後にはUbuntuのシェア...

これは、CentOSがRHEL(Red Hat Enterprise Linux )のクローンだからでしょう。

つまり、CentOSを理解できればRHELも全てではないですが理解できます。

一方でUbuntsuが日本で流行らないのは、自宅のデスクトップやラップトップでLinuxを使う文化がないからかもしれ知れません。

そして、RHEL(Red Hat Enterprise Linux )はWindowsと同様にLicenseの購入が必要です。

Licenseを購入することでサポートやアップデートを受けられので『困ったときに問合せができる』というメリットがあります。

Linux上で稼働する商用のソフトウェアを利用する場合には、RHELや他のLinuxでも商用のLinuxのみをサポートしているケースが多いです。

しかし、RHELのクローンであるCentOSはLicense費用が無料のためサポートはなく、何かの際には自力で解決する必要がありますが、最近はインターネット上で情報の入手がし易いので、ある程度スキルがあれば利用に困ることはないでしょう。

基本的な動作としてはCentOSとRHELは同じと考えても問題ないので、個人的な検証程度ではCentOSに慣れておけば、問題はないでしょう。

使用するコマンドは異なるものありますが、まずは日本で人気のあるCentOSを覚えてしまえば、Ubuntuを覚えるのも大変ではないでしょう。

CentOS7 のバージョン一覧

CentOS(Linux)を触る際にKernelのバージョンには注意が必要です。

Linux/Unix上でアプリケーションを動かす場合、どのKernelのバージョンで動いているのか?が重要になります。

Kernel(カーネル)とは、

カーネル(英: kernel)は、階層型に設計されたオペレーティングシステム (OS) の中核となる部分である。アプリケーションとハードウェアレベルでの実際のデータ処理との間の架け橋である。システムのリソースを管理し、ハードウェアとソフトウェアコンポーネントのやりとりを管理する。

参照元:wikipedia

です。

LinuxはKernelを通じて、メモリー管理、ファイルの管理、デバイスドライバとしての役割、プロセスの管理など、ハードウェアを稼動させる指示を出すため、このKernelのバージョンが重要となります。

何かLinux系の作業依頼を受ける場合には、最低限OSとKernelのバージョンを確認するようにしましょう。

今回はCentOS 7 の各OSとKernelのバージョンは以下の通りです。

OSバージョンKernelバージョンリンクベースとなった
RHELのリリース日
CentOS 7.0 (1406)3.10.0-123Tree2014年6月10日
CentOS 7.1 (1503)3.10.0-229Tree2015年3月5日
CentOS 7.2 (1511)3.10.0-327Tree2015年11月19日
CentOS 7.3 (1611)3.10.0-514Tree2016年11月3日
CentOS 7.4 (1708)3.10.0-693Tree2017年8月1日
CentOS 7.5 (1804)3.10.0-862Tree2018年4月10日
CentOS 7.6 (1810)3.10.0-957Tree2018年10月30日
CentOS 7.7 (1908)3.10.0-1062Tree2019年8月6日
CentOS 7.8 (2003)3.10.0-1127Tree2020年3月30日
CentOS 7.9 (2009)3.10.0-1160Tree2020年9月29日

少し補足となりますが、このURLからもCentOSのバージョンとベースとなったRHELのリリース日が簡単に分かります。

上記のURLでは、

vault:書庫(過去のメディア)
centos.org:ドメイン
7.0:OSのバージョン
1406:ベースとなったRHELのリリース日 2014年6月

となります。

つまり1406は、ベースとなったRHELのリリース日が2014年6月であることが簡単に分かりますね。

CentOS 7 のインストール

前述の通り、今回はESXi上にCentoSを仮想マシンとしてインストールしていますが、物理環境でも大差はありません。

仮想マシンの構成は以下の通りです。

CPU:1
メモリ:2GB
ハードディスク:16GB

一般に物理サーバでの構築の際にはRAIDの構成が必要となりますが、今回は解説しません。

インストールメディアのダウンロード

では、インストールを始めるために、前述のTreeのリンクからインストールメディアをダウンロードします。

Treeから、isos、x86_64と進み、isoをダウンロードします。

物理環境にインストールする場合には、ダウンロードしたイメージをDVDに焼いて利用します。

CentOSの起動

isoを利用してCentOSのインストーラーを起動します。

60秒後には自動で先に進みますが、エンターを押して先に進めることもできます。

次にメディアのチェックが始まります。

こちらも『Esc』を押すことでメディアのチェックをスキップすることができます。

メディアのチェックが完了すると、インストーラーの言語の選択ができます。

ここでは『japan』を入力し、日本語環境でのインストールを指定しています。

選択したら『続行』を選択します。

次に『インストールの概要』が表示されます。

インストール時には赤枠の『ソフトウェアの選択』、『インストール先』、『ネットワークとホスト名』の3つを実施するとインストールが完了できます。

『ネットワークとホスト名』を設定しなくてもCentOSのインストールは可能ですが、完了後に設定変更も手間なので、慣れないうちはインストール時に設定するのがオススメです。

『ソフトウェアの選択』

ソフトウェアの選択では、用途に合わせたパッケージの選択が可能です。

今回は、サーバー用途で且つGUIを利用するため、『サーバー(GUI使用)』を選択しています。

一般的にサーバー用途の場合は、GUIに余計なリソース(メモリーやCPU)を消費したくないため『最小限のインストール』を選択することが多いです。

その場合、サーバーの操作はCLIによるコマンドでの操作となります。

コマンドとパチパチ打っていると、エンジニアっぽく見えますね。

『インストール先』の確認

インストール先については、特に何かをする必要がありません。

『完了』を押して終わりです。

『ソフトウェアの選択』と『インストール先』の確認が完了すると、インストールの準備が完了となり

『インストールの概要』の画面の右下の『インストールの開始』が選択できるようなりますが、その前に『ネットワークとホスト名』を設定します。

『ネットワークとホスト名』の設定

『ホスト名』は、そのホストの名前です。

勿論、インストール後に変更することも可能です。

イーサネットのタブを切り替えると、イーサネット(LAN)が起動します。

DHCP環境の場合にはIPアドレスが自動で取得されます。

自宅環境の場合には、ブロードバンドルーターにDHCPの設定がされているので、IPアドレスが付与されるでしょう。

初心者の方は、とりあえず自動で付与されたIPアドレスをこのホストの固定のIPアドレス(例では192.168.1.26)とすると良いでしょう。

固定のIPアドレスの設定のため『設定』を選択します。

『設定』を選択すると、設定するインターフェースの設定ができます。

今回はIPv4の設定をしますので、以下の手順で設定を行います。

1.『IPv4 のセッティング』のタブを選択
2.方式は『手動』を選択
3.『追加』を選択し、IPアドレス、ネットマスク、ゲートウェイを設定します。
4.『保存』を選択して完了

気になる点としては『この接続を完了するにはIPv4アドレス化が必要になります。』のチェックボックスだと思います。

この設定は、IPV4_FAILURE_FATAL IPv4の接続失敗によりNICの起動失敗とみなすかの設定で、noならIPv6の接続が試行されます。

「良く分からない?」という人は、チェックしないで問題ありませんので、『保存』を押して先に進みましょう。

『保存』を押すと、『ネットワークとホスト名』の設定画面に戻りますのでで『完了』を押して次に進みます。

インストールの開始

さて、ついにインストールの開始です。

『インストールの開始』を先に進みましょう。

インストールが開始されるので、画面中央下にパーテーションの作成やインストールが徐々に進んでいきます。

ここでは『ROOT パスワード』と『ユーザーの作成』を行います。

『root パスワード』の設定

ここではroot(管理者)のパスワードを設定します。

簡単なパスワードの場合、画面下部に注意が表示されますが『完了』を2回押すことで、そのパスワードでも設定が可能です。

テスト環境であればそれでも良いでしょう。

次に『ユーザーの作成』です。

『フルネーム』にユーザー名を入れると『ユーザー名』も自動で入力されます。

『このユーザーを管理者にする』を選択すると、管理者権限が付与されます。

テスト環境の場合には管理者権限を付与して良いでしょう。

管理者権限を付与しない場合では、そのユーザーは管理者権限がありませんので、アプリケーションのインストール時などには、そのユーザーでログイン後に管理者(su)になる必要があります。

suとはスーパーユーザーです。

パスワードについては、先ほどのrootユーザーの際と同じで、簡単なパスワードの場合は画面下部に注意が表示されますが『完了』を2回押すことで、そのパスワードでも設定が可能です。

ユーザーの作成を完了すると、設定画面に戻ります。

選択するインストールのパッケージにも依りますが、インストールには多少の時間が掛かりますので、完了するまで少し待ちましょう。

使用許諾契約書 (EULA)のLicense同意

CentOSを利用するには、使用許諾契約書 (EULA)に同意する必要があります。

CentOSのLicense同意のやり方が、CetntOS 7.2 以前とCentOS 7.3 以降で異なります。

CentOS 7.2 以前のLicense同意方法

再起動を行うと、CentOSが起動した後に以下の画面になります。

『1』を押すと、License information(情報)が表示されます。

License informationに『2』を入力しエンターを実行します。

すると、『2)I accept the license agreement. 』の前に『x』が入力されますので、次に『c』を入力し、エンターで続行します。

以上でLicenseの同意は終わりです。

『yes』と入力しエンターを実行すると、ログイン画面が表示されます。

CentOS 7.3 以前のLicense同意方法

CentOS7.3 以降ではLicenseの同意がGUIで簡単に行えるようになりました。

『LICENSE INFORMATION』をクリックすると、ライセンス情報にアクセスできます。

『ライセンス契約に同意します。』にチェックを入れ『完了』を選択します。

最後に『設定の完了』を選択すると、セットアップは完了です。

完了すると、ログイン画面が表示されますので、設定したユーザーとパスワードでログインします。

rootでログインするのであれば、『アカウントが見つかりませんか?』を選択し、rootとrootのパスワードでログインが可能です。

ログイン後の初期設定

ログイン後、環境設定が起動されます。

今回は日本語環境での設定を行っています。

CentOS7.3以降では、完了前にChromeの設定があります。

タクゾーは『スキップ』しています。

『CentOS Linuxを使い始める』を選択して環境設定は完了です。

次にGUIのレイアウト(GNOME)の設定が表示されますが、こちらも『x』を選択しスキップします。

ここまで終わると、インストールはすべて完了です。

お疲れさまでした!

まとめ

今回はCentOS7のインストールに関する情報を纏めてみました。

まだインストールしたことがない方やこれからITエンジニアを目指したい方は、Linuxのスキルはとても役に立ちますし、お給料にも反映されますので是非挑戦してみてください。

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