
・IT関連の資格を調べると沢山ありますが、取った方が良いの?
・何から取ればよいの?
・取らなきゃいけない?
・勉強って大変?
こういった疑問に答えます。
年収1000万への近道? IT関連資格は取った方が良いの?

年収を上げたいなら積極的に取得しましょう。
例えば、医者は医師免許、教員は教員免許が必要なように、ITエンジニア職になるには資格は必要ありません。
一切取らなくても全く問題ありません。
ただし、もしあなたが転職でIT業界で年収1000万以上を得たいと思う場合は話が変わってきます。
そこまで年収が上がらなくても良いということであれば、資格取得は一切不要です。
では、なぜそこまで差が生まれるのでしょうか?
資格取得は単純にアピール?!でしかない
ITエンジニアやプログラマーで言われるのが、「資格を持っている」や「どの学校で学んだ」とうことは、実際の現場では役に立ちません。
中には本や解説を読んだだけで理解できてしまう天才もいるかもしれませんが、IT関連のスキルは、基本的に手を動かして自分のスキルにしたか否かに依ります。
知識は、経験を積んで知恵(スキル)になるのです。
しかし、当たり前ですがIT関連の資格取得には知識吸収をします。
つまり、資格取得はその前提の知識を効率よく吸収するための道具なのです。
面白いことに、IT関連企業では前述の通り資格が必須でないことから、会社が費用負担をしてくれたり、有料の講習に参加させてくれるような良い環境でも資格を取ろうとしない人が多い傾向にあります。
これは残念ながらアピール不足となり、高収入のエンジニアになるチャンスを自ら捨てていることになります。
IT業界未経験もしくは新卒の方向けのオススメ資格は?

ITエンジニアとしての一歩をこれから歩みたいという方には、Cisco社のCCNA(Cisco Certified Network Associate)がオススメです。
CCNAの取得のメリットは
などです。
CCNAに関する情報はインターネット上に沢山ありますが、試験自体のアップデートが早いので、必ずCisco社の情報を確認しましょう。

最新のCCNA試験では、1つの試験合格で良いそうです。
比較的短期間で取得可能
CCNAはネットワーク通信機器大手であるCisco社の資格であり、ベンダー資格と呼ばれます。
ベンダー資格は、受験しようと思う好きなタイミングで受験が可能です。
試験自体が受け易く、早い人なら1か月、働きながらでも半年もあれば合格が可能です。
実際、CCNAを取得後に転職サイトに登録するだけで、転職エージェントからの連絡が来ます。
ネットワークの基礎を理解している
CCNAはCisico社の資格ではあるもの、IPアドレスの計算方法や通信の仕組みを理解する上で必須の知識を身に付けることができます。
最近はクラウドコンピューティングがより重要なのでは?と考えますが、クラウドはネットワーク接続が必須です。
例えばこのブログはAWS上のLightsailで構築されていますが、その構成の際もIPアドレスが登場します。
つまり、その前提として理解しておく知識が身に付きます。
資格に挑戦する意思がわかる
これは採用側の意見ですが、タクゾーは今まで日本人、外人を含め100名以上のITエンジニアの面接をしています。
自社のエンジニアとしての採用であったり、時には委託業者のスタッフの面談だったりします。
面接の際には必ず、履歴書・業務経歴書を元に面接を行うわけですが、その際にもCCNAをはじめ、取得資格を確認します。
何故なら、その人がどの適度の学習意欲があるのか、またスキルを伸ばそうとしているのかをチェックすることができるからです。
資格取得に貪欲な方は、現場でも飲み込みが早く学習時間の確保のため、無駄な残業もしない傾向にあり、管理者側のメリットにもなるのです。
前述の通り、資格はアピールの道具なのです。
本当にCCNAが転職や年収アップに有利なの?

そういった質問が出てくると思いますので、転職サイトの【DODA】で調べてみましょう。
以下がキーワード「CCNA」で検索した結果です。

たった数か月で取得できる資格でも396件ヒットします。
そして、年収について拡大してみると
ですので、決して悪くはありません。
前回こちらの記事でご紹介していますが、上京支援も含めて無料相談を行っている企業もありますので、気になる方はまず無料で相談してみましょう。
資格取得の効果を知りたい
タクゾーの実体験ですが、約半年で独学でCCNAを取得しました。
この業界に転職してちょうど1年後のことです。
CCNAを取得して分かったこと、感じたことは、
などです。
CCNAを取得後、試しに(嬉しくて)転職サイトに登録したところ、エージェントからの電話が鳴りやまなかったのを覚えています。
これには本当にドキドキしました。
いまでは前述のような支援プログラムを提供してくれる企業もありますが、当時は多くの人が大金を払って資格学校に通って取得していた時代だったからかもしれません。
その後に始めての外資に転職した際に年収がほぼ倍に上がったのですが、その企業ではCisco機器を触る機会が多く、コマンドも暗記していたので即戦力として重宝されました。(その後も、入社翌年の昇給で数十万円も昇給してくれました。)
CCNAのお陰でベンダー資格の勉強のコツを学び、その後は必要に応じて様々な資格を取得することができました。
オススメの書籍はどれ?
では学習にあたってどの書籍が良いのか?となりますが、もっとも良いのはこちらです。最新版の試験にも対応しています。
ただし英語はちょっととなると思います。
日本語の書籍では日経BP社の本が最良です。
まだ新試験のテキストは出版されていないようですので、試験範囲のカーバーには2冊を購入する必要があります。
その他、様々なCCNA関連の問題集や書籍がありますが、内容が断片的なためオススメはしません。
まとめ
今回はIT関連資格の取得に関して、タクゾーの実体験を含めて寄稿しました。
世の中、残念ながらコロナで仕事を失う方も多くいらっしゃる中、IT関連企業の業績は安定しています。
将来安定したい、また高年収を得たい方はぜひ挑戦して、同じ体験をしていただけたらと思います。
ちょっとした資格の取得だけで年収が上がる切っ掛けになるITエンジニア職は、本当にオススメです。