
・Windows ノートパソコンのバッテリー残量を知りたい
・バッテリーのヘルスチェック確認したい
・バッテリーのヘルスチェックレポートの見方を知りたい
・Windows ノートパソコンのバッテリーを購入したい
こういった疑問に答えます。
Windows ノートパソコンが不安定?バッテリーの残量を確認する方法には?
いままで全く問題なくバッテリー稼働で利用できていたWindowsノートパソコンが、突然起動しなくなることが有ります。
先日、4年ほど使用しているノートパソコンがこの事象になりました。
使用しているWindowsノートパソコンはDell社製ですが、ACアダプターを接続して起動を試みるも、起動時にDELLのマークは表示されるものの一向に起動する気配はありません。
ACアダプターにしばらく接続して電源ボタンを押すとLEDがアンバー(オレンジ色が2回が連続)と白が4回連続といった具合に交互に点滅する場合も有りますが、ハードウェア故障のようなBeep音もないことから、バッテリーが死んでしまったのだろうと判断しました。
LEDランプの点滅パターンから診断方法の有無をオンラインドキュメントを確認するものの、いまいちわかりにくいのも残念です。
とはいえ、何度か試していると以下の手順では起動する場合がありましたので、参考までに記載します。(※正式手順ではありませんの自己責任でお願いいたします。)
- ACアダプターを抜いて電源を長押してシャットダウン
- ACアダプターを抜いたまま電源ボタンを押す。
- LEDが白の点灯し、アンバー(オレンジ色が2回が連続)と白が4回連続を繰り返さないことを確認
- 直ぐにACアダプターを接続
- 起動
以前、ドライブコーダーでもバッテリーの寿命が近くなると機器が不安定なりましたので、機器が不安定の場合の一つの原因なのでしょう。
バッテリーに問題があって起動しない場合には、バッテリー自体を外しACアダプターで起動させれば確実に起動します。
ということで、今回はWindowsノートパソコンでのバッテリー状態を確認する方法をご紹介します。
powercfg/batteryreportコマンドによるバッテリーの状況確認
Windows ノートパソコンのバッテリーの状態は、『powercfg/batteryreport』コマンドで確認できます。
コマンドを実行する際には、Windowsの検索窓に『cmd』を入力するとアプリケーションとして『Command Prompt』がヒットしますので、『Run as administrator』を選択してコマンドプロンプトを起動します。

なお、このコマンドは一般ユーザーでも実行可能です。
C:\Users\UserName>powercfg/batteryreport
コマンドを実行すると、ログインしているユーザーディレクトリの直下にレポートが保存されます。
上記の例だと、C:\Users\UserName以下にbattery-report.htmlが保存されますので、保存されたレポートを確認します。
battery-report.htmlの読み方
出力されたレポートには多くの情報が含まれますが、バッテリーの状態はDESIGN CAPACITYとFULL CHARGE CAPACITYから判断できます。

DESIGN CAPACITYはそのバッテリーの本来のチャージ可能な容量で、FULL CHARGE CAPACITYは現時点で100%のチャージをした場合の容量です。
上記の結果から、33.470 / 60.002 x 100 = 55% となるので、半分ちょっとのバッテリーしか充電できないことが分かります。
Microsoft社のコミュニティページには、FULL CHARGE CAPACITYが50%以下になったらバッテリー自体の寿命とのコメントが有りますが、50%以上でも前述の通りWindows自体が起動できないことが有ります。
もしオークションやmercaiなどの中古のWindowsノートパソコンの購入を考えている場合には、この結果を事前に貰うと安心です。
個人的な感想では、FULL CHARGE CAPACITYが60%を切ったらバッテリーの交換時期と考えて良いでしょう。
交換するバッテリーはどうやって探せば良い?
バッテリーレポートには搭載されているバッテリーのモデルも確認ができます。
今回の場合、DELL社の DM3WC64というバッテリーが搭載されていることが分かります。

DELL Latitude 7490のバッテリーは、他の同時期に発売されたモデルと互換性が有り、純正型番もいくつかあります。
Dell
Latitude 7280
Latitude 7290
Latitude 7380
Latitude 7390
Latitude 7480
Latitude 7490
Latitude E7280
Latitude E7480
対応純正品番
2X39G
DM3WC
F3YGT
MYJ96
0DM3WC
0F3YGT
KG7VF
DJ1J0
0G74G
DM3WC64の場合は、DM3WCで検索するとAmazonや楽天などで検索が可能です。
バッテリーの交換自体は、裏ブタを開れば簡単に行うことが出来ますので、利用しているメーカーのホームページで手順を確認してみましょう。
まとめ
今回は、先日発生したWindows ノートパソコンのバッテリーの劣化による起動不良について纏めてみました。
仕事で毎日利用するパソコンはバッテリーの劣化も早いため、バッテリーの持ちが悪くなったと感じた際には『powercfg/batteryreport』コマンドでバッテリーの状況を確認するのが良いでしょう。
またバッテリーの消耗が見受けられる場合には、業務利用の場合にはITの方に相談して早めにバッテリーの交換を行いましょう。
本ブログでは、ITエンジニアの小技をご紹介していますので、ぜひこちらもご覧ください。
