
- Google Adsenseの承認が下りたので、Amazon Lightsailでの設定方法が知りたい。
- エラーが出たんだけれど、どうすれば良い?
こういった疑問に答えます。
本記事のテーマ
Google AdSense 承認後に行う Amazon Lightsail の設定方法は?
今回は、Amazon Lightsail 環境でのGoogle AdSenseの承認後に必要な設定についてご紹介します。
知らないとちょっと躓きます。私も躓きました。笑
ということで、順を追って設定していきます。
Google AdsSense の申し込み後、数日経過し承認が下りると以下のようなメールが届きます。

メールの下の方にある [広告の設定] に移動をクリックすると、Google AdSense のページにジャンプします。

初めてアクセスしたにもかからわず、要注意として「adx.txtファイルの問題を修正してください。」とのメッセージがありますので、今すぐ修正をクリックします。
すると、画像半分下のads.txtの作成とダウンロードページが表示されますので、ダウンロードします。

ダウンロードするテキストファイルが保存されます。このテキスト”ads.txt”をWordPressのドキュメントルートに設置する必要があります。
ダウンロードしたファイルの文字コードの変更
実は、ダウンロードしたテキストをそのまま転送して、設定が完了というわけにはいきません。
ダウンロードしたファイルの文字コードの変更が必要です。
私は、Terapadが無料で且つ何かと便利なので長年愛用しています。ですので、今回は、Terapadを使って文字コードの変更をご紹介します。
では早速ですが、実際ダウンロードしたファイルを開くと、現在の文字コードがSJISであることが分かります。

まずは、この文字コード(文字コード)をUTF-8Nにします。
コツは、日本を1文字入力するこです。ここでは”あ”の一文字を追加しています。

※日本語を追加しないと文字コードを変更しても、UTF-8Nが反映されません。
次に、ads.txtを保存します。

エンコードをUTF-8Nで指定して上書き保存をします。

保存後に再度ads.txtをTrapadで開くと、文字コードがUTF-8Nに変更されています。

これで文字コードの変更は完了です。
Amazon Lightsailの設定
Google Adsense のads.txtはドキュメントルートに設置します。
重要なのは、Amazon Lightsailでの設定は、他のVPSでのWordPressでの設定とは若干異なります。
作業としては単純で、
- ドキュメントルートにads.txtファイルを配置
- .htaccessに設定を追記
- apache(webサーバ)の再起動
の3つです。
Lightsailへのアクセスの方法についてはこちらを参考にして下さい。
ads.txtの配置
ads.txtの配置を行います。
sshを使用してLighsailにログインしてドキュメントルートに移動し、touchコマンドでads.txtファイルを作成します。
$ cd /home/bitnami/apps/wordpress/htdocs
$ touch ads.txt
次に、先程UTF-8Nで保存したファイルの1行目をコピーします。

ここで行う作業は4つ、
- viエディタでads.txtを開く
- iを押して入力モードに切り替える
- 右クリックをしてコピーした内容をペーストして保存する
- ペースト後、Escを押してコマンドモードに切り替えた後、:wq!で変更内容を保存する
です。
以下は、3.の作業です。

ads.txtの設置はこれで完了です。
htaccess.confに追加設定
次に、htaccess.confの最終行に、以下の三行を追加します。
<Files ads.txt> AddType "text/plain; charset=utf-8".txt </Files>
echo コマンドでの追加はとても楽なので、今回はechoコマンドを利用しています。viエディタで追加しても構いません。
$ echo '<Files ads.txt>' >> /opt/bitnami/apps/wordpress/conf/htaccess.conf
$ echo 'AddType "text/plain; charset=utf-8".txt' >> /opt/bitnami/apps/wordpress/conf/htaccess.conf
$ echo '</Files>' >> /opt/bitnami/apps/wordpress/conf/htaccess.conf
apacheの再起動
入力後、apacheの再起動を行います。
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache
実行すると、以下のようにメッセージが流れます。
Unmonitored apache
Syntax OK
/opt/bitnami/apache2/scripts/ctl.sh : httpd stopped
Syntax OK
/opt/bitnami/apache2/scripts/ctl.sh : httpd started at port 80
Monitored apache
以上で設定関連は完了です。
ads.txt チェッカーでチェックを行う
一通りの設定が完了したら、正しく設定がされているのかをこちらから確認します。
URLはブログのドメインを入力しチェックをします。

成功すると以下のように表示されます。

ISO-8859-1エラーの発生
ドメインをチェックした時に、以下のエラーが出る場合があります。
ISO-8859-1 は誤った文字コードです。utf-8で作成してください。
これは先程設定した文字コードが、UTF-8Nになっていない可能性があります。
再度実行してみてください。
まとめ
今回は、Google AdSense 承認後に行う Amazon Lightsail の設定方法についてご紹介いたしました。
普段からLinuxの操作に慣れている方は、そんなに難しくはないかと思います。
ゆっくり落ち着いてやれば、嵌るポイントは思いのほか少ないので、一つ一つ落ち着いて作業を実施頂ければと思います。
是非このブログをもとに、設定を試してみてください。