Windows でキーボード、マウスが正しく動かない。切り分け方法と原因とは?

ガジェット

・突然、キーボード・マウスの動作がおかしくなった

・キーボードを触っていないのに文字が連続して入力される

・チャタリングにより期待通りの操作ができない(入力異常)

・チャタリングが発生しているかを確認したい

こういった疑問に答えます。

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Windows でキーボード、マウスが正しく動かない。切り分け方法と原因とは?

先日、メインで利用しているデスクトップPCで突然不思議な動作が発生するようになりました。

具体的には、

  • しばらく(数分)するとキーボードで文字が入力できなくなる。
  • しばらくすると、正常に戻る
  • 入力異常の発生時は、マウスのクリック操作もおかしくなる。(具体的には、Chromeのアイコンをクリックするとプロパティが表示されたり、html形式でリンク先をダウンロードする)

などで、さすがにこの状況だとブログの更新もままならないため、原因の切り分けを行いました。

行った切り分けとしては、

  • 他のキーボード利用時の動作確認
  • メモリーの組み換え
  • ホコリの除去
  • OS(Windows)の回復
  • OS(Windows)の再インストール
  • チップセットドライバーのアップデート
  • BIOSのアップデート

などです。

他のキーボードを利用(後に実施方法が悪かったことが判明)したり、OSの再インストールをしても症状が改善されないのでマザーボードのメーカーに確認したところ、原因によっては『キーボード・マウスの入力異常』は発生することが分かりました。

この時点で『マザーボード不良』と断定しましたが、結果的にこれが大失敗復旧までに時間を要してしまいました。

一番最初に疑うべきはキーボード

マザーボードメーカーで数日間の調査の結果と、切り分けの過程で見つけたこちらのサイトにより、キーボードの動作異常が確認できたことで、今回はキーボード不良というとか分かりました。

ちょっとしたキーボード故障チェック・テスト - ちょっとしたタイマー
ちょっとしたキーボード故障チェック・テストツールです。キーボードの入力・動作・チャタリング確認など。

そして、ここまでに1か月程度の時間を要しました。

このツールでは、操作したキーボードが赤く反応するだけでなく、タイプした回数も表示されます。

入力異常が発生いしてるキーボードでは、おそらく意図しないキーが裏で勝手に押され続けるので、これが決め手となりました。

引用元:ちょっとしたタイマー

このツールにより、『半角/全角』が常に押され続けている(チャタリングが発生している)ことが分かりました。

チャタリングとは?

過去にキーボードの入力異常について真剣に調べたことがなかったため、今回初めて『チャタリング』という言葉を見つけたわけですが、

チャタリングとは、

チャタリング (: chattering、Contact bounce、chatter) とは、可動接点などが接触状態になる際に、微細な非常に速い機械的振動を起こす現象のことである。

wikipedia:chattering

という症状を示すそうです。

意図しないキーが連続して入力されてしまったり、思うようなキーが打てない(実は入力異常が連続して発生して邪魔をしている)症状は過去にも経験があるので、その際もチャタリングが発生していたものと考えます。

そして、症状に対して調べる言葉が分かると、インターネットでも様々な情報を入手することができます。

未使用品のキーボードでもチャタリングは発生する

もともと無線のキーボードを利用してたため、「今後の同じ事象が発生するのは嫌だなぁ」と感じたので、某フリマサイトで未使用品の同メーカーの有線キーボードを落札しました。

「新品なら問題ないだろう」と期待し、パソコンにつないで動作を確認したところ、新たに購入したキーボードで『半角/全角』の切り替えが絶え間なく繰り返す事象が発生することがわかりました。

しかも元々利用してたデスクトップPCではなく、一時利用としているラップトップでもです。

新たに購入したキーボードのお陰で、前述のチャタリングという事象について調べることとなりました。

つまり、

  • 新品でもチャタリングが発生する場合もある
  • フリマサイトで販売されているものは保証書がついていないことが多いので、保障交換不可

となります。

ほぼ新品でも壊れている可能性があるので、もしフリマサイトで商品を購入する際には保証が有効な商品を選択することをお勧めします。

切り分けに失敗した理由

今回はチャタリングが発生していることにたどり着くまで、かなりの時間を要しました。

そして、他のキーボードを利用しての切り分けを実施したはずにも関わらず、チャタリングによるキーボードの入力異常に気が付くことができませんでした。

その理由としては、

  • チャタリングの発生まで少しの時間(数分程度)がかかる
  • チャタリングが発生しない場合もある
  • チャタリングが発生した際にマウスも誤操作が発生する
  • 正常なキーボードを利用時に、チャタリングが発生するキーボードも接続していた
  • チャタリングが発生したキーボードを他のPCに接続すると、チャタリングが発生するまで数日を要する場合がある

といった具合です。

特に他のPCで利用した場合では、1週間後にチャタリングが発生し始めたため、『原因がキーボード』として特定するまでに1週間ほどかかってしまいました。

現在使っているキーボードは?バッファロー BSKBB315BK

直せないこともないとは思いますが、チャタリングが発生しているキーボードは基本は利用できず、新たにキーボードを購入することになります。

筆者は頻繁にBIOSの操作を行うこともあり、Bluetoothではなく無線(2.4GHzワイヤレス)を接続の製品を好んで使っています。

Bluetoothと無線(2.4GHzワイヤレス)キーボードのメリット・デメリットをまとめると、

Bluetooth無線(2.4GHzワイヤレス)
メリット・USBに挿すレシーバーが不要
・タブレットなどのデバイスでも利用可能
・価格が安い
・レシーバーをUSBに挿すだけですぐに利用できる
・Bluetooth非搭載のパソコンでも使える
デメリット・BIOS設定画面で動かない
・ペアリングの設定が必要
・価格が高い
・レシーバーを紛失すると使えない
・USBポートが1つ埋まってしまう

ただし、会社支給のPCではBluetoothはデータの転送ができることから、無線(2.4GHzワイヤレス)のみを利用可能としている企業もあるようです。

多くの方はBIOS操作を行うことはないかと思いますが、手軽さや無難さなどを考慮すると、Bluetoothよりも無線(2.4GHzワイヤレス)が選択理由となりますが、手軽な価格のBluetoothキーボードもあります。

筆者は、このバッファローのキーボードを会社支給のPCで約1年ほど利用していますが、トラブルは皆無のため、価格だけでなく耐久性も申し分ないかなと思っています。

このバッファローの ウルトラスリム Bluetooth ワイヤレスキーボード BSKBB315BKの特徴は、

  • 価格が安い
  • パンタグラフ式なので長時間の操作でも疲れない
  • 3台のデバイスが接続可能
  • 利用するOS(iOS、Android、Windows、macOS)に合わせた設定の切り替えが瞬時に可能
  • 10キーがないので机の場所を取らない
  • バッテリーの持ちも良い

など、メリットが多いです。

一方で、デメリットとしては、

  • 価格なりに安っぽい気はする
  • 操作音がうるさい気がする
  • スリープからの立ち上がりに少し間がある

といった感じでしょうか。

キーボードの保証期間は一般的には6か月間と短く、高価なキーボードを大事に使ったとしても、保証期間がすぐに切れてしまう危険性があります。

個人的な感覚としては1-2年で壊れていしまう可能性があるのであれば、消耗品としてその時々で気に入ったメーカーの製品を購入するほうがコスパが良いでしょう。

まとめ

今回は解決まで1か月を要したチャタリングについて寄稿しました。

チャタリングという言葉を知っていれば切り分けをスムーズに行えたはずなので、疑問に思ったことはしっかり調べるべきということが勉強になりました。

またもう一つの注意としては、チャタリングは新品のキーボードでも発生する可能性は十分にあるので注意が必要です。

そして今回は、元々別で利用してたBluetooth キーボードを切り替えて利用すれば良い、BIOSを操作したい場合には余っているUSBのキーボードをその時だけ利用すれば良いという結論になりました。

なお、本ブログではガジェットやエンジニアの小技についても寄稿していますので、こちらも参考にしてください。

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