転売にも有効?!Windows7 を無料でWindows10 にアップデートする方法【2021年度版】

エンジニア小技

・古いパソコンがあるんだけど、Windows10にしたい

・もう使わないパソコンがあるので、少しでも高額で売却したい

・Windows10に無料でアップデートできるって聞いたんだけど。。

・アップデート後の注意点は?

・パソコンの動作が重いときの対処方は?

こういった疑問に答えます。

ヤフオクなどのオークションサイトを見ていると、Windows7やWindows8など古いオペレーティングシステム(OS)のままのパソコンを見かけます。

最近の高スペックのものと比較すると、CPUの世代やメモリーの搭載量はやや見劣りするものの、意外にもまだまだ利用できるハードウェアスペックのものあります。

「これらのPCのOSをWindows10 にアップデートできないか?」と思うかもしれませんが、実は比較的簡単にできます。

そう、できちゃうんです。しかもほとんどの場合は無料?!で。

Windows7からWindows10にしたことで「動作が重くて使い物にならない」などのコメントを見かけますが、キッチリ最後までアップデートし不要なファイルを削除すると、意外にすんなり動いてしまうものもあります。

今回はこのアップデート方法についてご紹介します。

少し古いパソコンをお持ちで「処分ではなく、少しでも高額で売却したい」というのではれば、アップデート後に売却すれば安く売らないで済むかもしれません。

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転売にも有効?!Windows7 を無料でWindows10 にアップデートする方法【2021年度版】

2020年の年頭に話題になりましたが、Windows7は2020 年 1 月 14 日にサポートが終了しています。

ですので、パソコンでインターネット利用するにはWindows7ではなく、Windows 10へのアップデートをした方が良いです。

Windows7は前述の通りWindows10のアップデートが可能です。

もしお使いのパソコンがWindows8の場合には、Windows8.1までアップデートを行えば、そこからは同じ手法でアップデートが可能です。

では、早速アップデート方法ですが、アップデートにはMicrosoft社のツールを利用します。

Windows 10 へのアップデートはこちらからツールをダウンロードします。

『ツールを今すぐダウンロード』をクリックすると、MediaCreationTool20H2.exe(2021年2月2日現在)がダウンロードできます。

なお、このツールの利用には、ハードウェア要件とソフトウェア要件を満たす必要があります。

Windows10のハードウェアの要件

ハードウェアの要件は、Windows7が動くPCであればほぼ適合しますが、具体的には以下となります。

CPU1 ギガヘルツ (Ghz)以上のプロセッサまたは システム・オン・チップ(SoC)
メモリー32 ビット版では 1 GB、64 ビット版では 2 GB
ハード ドライブの空き領域32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 32 GB
グラフィックス カードDirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
ディスプレイ800×600
インターネット接続アップデートの実行、一部の機能の利用およびダウンロードには、インターネット接続が必要
参照元:microsoft

先ほどのツールを実行すると、要件が足りない場合にはアップデートができない旨のメッセージが表示されアップデートが失敗しますので、まずは実行しても良いかもしれません。

アップデートのソフトウェアの要件

Windows7もしくはWindows8.1からWindows10にアップデートするには、ライセンスが認証(アクティべート)されている必要があります。

ライセンスされているかどうかの確認方法はいくつかありますが、最も簡単な確認方法は『 Windows + R 』 で『ファイル名を指定して実行』を起動し、次のコマンド入力して実行(エンター)もしくはOKを実行します。

slmgr.vbs /dli

実行すると以下のようにポッポアップが上がり、ライセンスされていれば『ライセンスされています』と表示されます。

アップデートのハードウェア要件

Windows10のハードウェア要件を先ほどご紹介しましたが、もう一つアップデートに必要な要件があります。

それは、(C:)ドライブに8GBの空き容量が必要です。

空き容量がないと、アップデートが実行されずにツールが終了します。

アップデートの注意点(Tips)

アップデート実施中はアップデートファイルのダウンロードにインターネット接続が必要ですが、アップグレードする端末にLAN(有線)がある場合には、有線で接続するのがオススメです。

「なんで、Wi-Fiじゃダメ?」と気になるとことですが、アップデート自体はWi-Fiの利用で全く問題ありません。

では、なぜLAN(有線)がオススメかというと、最近のWindows10のはネットワークに接続されている状態でセットアップを行うと、Microsoftアカウントの作成が必須となるからです。

そして、Microsoftアカウントの作成時には何かしらのメールアドレスが必須となります。

アップデート完了後にリブートし、Windows10のセットアップが始まった際にネットワークの切断ができるとローカルアカウントの作成が可能になり、メールアドレスとの連携は必要ありません。

つまり、Wi-Fiでのアップデートでも問題ありませんが、すぐにネットワークの切断が行える環境での実施がオススメです。

Microsoftアカウントとローカルアカウントに関してはこちらがとても参考になります。

アップデートの実行

事前の要件が整ったらアップデートを実行します。

実行は先ほどダウンロードしたexeを実行すれば、迷う部分はありません。

『次へ』をクリックし、先に進むとライセンス条項の同意が求められますので、『同意します』を選択します。

すると、このPCをアップデートするのか?インストール用のメディアを作成するのかの選択が表示されますので、『このPCを今すぐアップデートする』を選択して、次に進みます。

あとは迷う部分はありません。

Windowsのアップデートが完了しWindows10の起動してくると、コルタナや地域の選択などが出てきます。

そこまでくれば、Windows 10のアップデートは完了です。

(C:)ドライブの空き容量の確保

前述で8GBの空き容量が必要とお伝えしましたが、Windowsは使い続けているとWindowsのアップデートの不具合発生時に古いバージョンに戻れるようにバックアップを取るため、(C:)ドライブが想像以上に消費されてしまいます。

アップデート直後はしばらく様子を見た方が良いですが、使用して問題がない場合には過去のアップデートファイルを削除することで空き容量の確保ができます。

ディスクのクリーンアップをクリックするとポップアップが表示されるので、『システムファイルのクリーンアップ』をクリックします。

すると、『Windows updateのクリーンナップ』を選択できるので選択して削除します。

メルカリやヤフオクを見ていると、「(C:)ドライブの容量不足でアップデートが出来ないので・・」というコメントと共に安くパソコンが売れらています。

最近のノートパソコンによく見かけますが、(C:)ドライブにeMMC【embedded MultiMediaCard】が使われており、容量が32GBだったり64GBだったりするのでこれがアップデートが出来ない主な理由となります。

このドライブは、名前の通り基盤に埋め込まれているストレージであり交換による容量拡張が行えません。

そんな場合でも、『Windows Updateのクリーンアップ』を削除することで、アップデートができる可能性が高くなります。

それでも容量が確保できない場合には不要なアプリケーションを削除しましょう。

手軽にHDDの高速化をするには?

ハードディスクをSSDに交換により手っ取り早くパソコンの高速化ができますが、お金を掛けたくない場合やパソコンを分解するのはちょっと苦手という場合があります。

また、メーカーによってはHDDをSSDに交換することで補償対象外となる場合もあります。

そんな時に、最も手軽にHDDの高速化するにはReadyBoost(レディブースト)をがオススメことです。

この機能はWindows7以降で利用できます。

ReadyBoostは、フラッシュメモリなどの外部メモリーをハードディスクドライブのキャッシュとして利用することで、ソフトウェアなどの読み込みを高速化する機能です。

この機能は結構強力で、HDDのパソコンの場合では十分に体感できるほど高速になります。

利用できるフラッシュメモリは、USBでもmicroSDカードでもSDHCでも構いませんががClass10など高速のものを利用する必要があります。

パソコン接続したドライブのプロパティから簡単に設定が可能です。

1000円未満でパソコンの高速化が簡単にできるので、かなりお買い得ですね。

今日がある方は是非お試しください。

また、ReadyBoostに設定したmicroSDカードを抜いてもOSが立ち上がらないなどのトラブルが発生しないので、気軽に試せるの良い点です。

Windows Defenderのアップデート

Windows DefenderはWindows10で無料で利用できるMicrosoft社のウィルス対策ソフトです。

製品の仕組みとして、常にアップデートが発生します。

毎日パソコンを使用される場合には自動で定義ファイルが更新されますので気になりませんが、パソコンの利用頻度が1週間に一度だったりする場合では、この定義ファイルのダウンロードと更新に時間と負荷がかかります。

その場合には、更新が完了するまでしばらく待ちましょう。

なお、Windows Defenderの手順アップデートは以下で実施できます。

デスクトップの左下の検索から『security』と打ち込むと『ウィルスの脅威と防止』が表示されますので選択します。

すると『ウィルスと脅威の防止』のページにアクセスできます。

直近でいつスキャンを実行したのかも分かりますので、直近でスキャンがされていない場合には定義ファイルの更新後に『クイック スキャン』を実行しましょう。

この設定ページを下にスクロールすると『更新プログラムのチェック』があります。

これを実行すると定義ファイルの手動で更新ができます。

簡単ですね!

パソコンの動作が重い感じた時の対処

パソコンの動作が重い場合の調査には、タスクマネージャーを利用します。

一番下段にあるバーを右クリックすると『タスクマネージャー』のメニューが表示されますし、『Ctrl + Alt + Delete』を同時に押すことでも、『タスクマネージャー』の起動を選択できます。

タスクマネージャーのパフォーマンスタブから、どの部分が使用率が高いのかを確認することで、問題の解決の調査ができます。

大抵の場合は、CPUかディスクの負荷が高いことでパソコンの動作が重くなっているはずです。

Windows Defenderの更新状況の確認

前述のWindows Defenderの更新は、パソコンのリソースを多く消費します。

パソコンの動作が重いと感じた時は、Windows Defenderのプロセスが動作中かどうか、更新が完了しているかどうかの確認をすると問題解決になる可能性もあります。

更新には数分程度の時間がかかりますので、高負荷の場合にはしばらく待ちましょう。

不要なプログラムの確認と自動起動の停止

Windows はアプリケーションの起動を早めるために、アプリケーションをスタートアップに登録します。

知らず知らずのうちに、利用しないアプリケーションがインストールされることも少なくありません。

スタートアップに登録されているとWindowsの起動時にアプリケーションも起動されますので、結果として使用しないアプリケーションにコンピューターのリソースが使用されることになります。

スタートアップに登録されているかの確認は、タスクマネージャーのスタートアップタブで確認ができます。

起動時に使用しないアプリケーションを常駐させないためには、アプリケーションを右クリックして『無効化』か右下の『無効にする』を選択すると、リブート後は自動起動されなくなります。

無効化はWindowsの起動時に自動起動をしない(無効化)設定のため、アプリケーションを使用する際に若干アプリケーションの起動に時間が掛かるだけです。

ですので、毎回使用しないアプリケーションは無効化して問題ありません。

転売の注意事項

今回の記事を読んで「安いパソコンを購入して転売しようかな?」と思う方もいらっしゃると思います。

実際、メルカリやヤフオクを覗いてみると転売をされている方を多く見かけます。

注意点としては、あなたの不要となったパソコンをる場合には問題ありませんが、生業としてパソコンの転売をする場合には古物商の許可が必要です。

古物商が必要なケースはこちらで纏めていますので、参考としてください。

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まとめ

今回はWindows10のアップデート方法と注意点を纏めてみました。

古物商を取得すれば、パソコン転売としての副業も可能です。

リモートワークで在宅が多い場合には、パソコン転売で収入を増やすこともできます。

先ずは余っている古いパソコンで試してみたら如何でしょうか?

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