電動歯ブラシが充電できない!修理方法を写真付きで解説

ライフハック

電動歯ブラシが充電できない!修理方法を写真付きで解説

筆者は何台も電動歯ブラシを愛用していますが、大体2年くらいでバッテリーが弱くなってしまいまい、買い替えを余儀なくされます。

現在使用しているのは HT-B311ですが、やはりバッテリーが徐々に弱くなり、残念ながら1分くらいしか使用できません。

セールなどでタイミング良く電動歯ブラシを安く購入できれば良いのですが、以前より価格が上昇したように思うのと、数年毎に数千円の出費をして毎回買い替えるのはもったいないだけでなく、近年のSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の流れに反しているように思います。

そこで、今回も前回のドライブレコーダーと同様に分解し、バッテリーの交換を実施してみようと思います。

調べた限りですと、オムロンの他の型番の電動歯ブラシ(HT-B456やHT-B471)でも同型のバッテリーのようですので、分解手順は多少異なりますが交換可能です。

なお、オムロン社としてはバッテリー交換は火災などの原因にもなるため非推奨かと思われます。

保証の観点では新品を購入した方が安心ですので、作業を含め自己責任でお願いいたします。

事前準備

作業には以下の道具が必要となります。

  • バッテリー
  • はんだこて
  • ヒシチューブ
  • ドライバーセット

【バッテリー】

Amazon、楽天、Yahooし!ショッピングで金額が異なるので、一番お得なものを選びましょう。

このバッテリーの良さは、はんだ付けされることを前提にタブが付いているので、安心してはんだ付けの作業が行えます。

以前、ボタン電池をはんだ付けしようとして電池が爆発した経験が有りますので、はんだ付けを前提していない製品をバッテリー交換に利用することは絶対におすすめしません。

【はんだこて】

以前にもご紹介していますが、はんだこては1本持っていると何かと便利です。

こちらは『はんだ、吸取線、簡易こて台付き』も付いていこの価格です。

ダイソーで 『はんだ』 も『はんだこて』も売っていますが、セットで購入する方が結果的に安いかもしれません。

【ヒシチューブ】

ヒシチューブは熱を加えると収縮する絶縁チューブで、ショートや火災防止にもなります。

こちらは様々な形状、サイズが揃っているので一つあれば今後は購入することもないでしょう。

【ドライバー】

精密ドライバーである必要ありませんが、1セット持っておくと良いでしょう。

今回はネジを回すというよりは、爪を押すために分離ピックの利用をおすすめします。

    セットになっているとこうい時に便利ですね。

    分解と組み立て

    では、実際に作業をしていきます。

    作業の流れは単純で、

    • 分解する
    • バッテリーを交換する
    • 動作確認をする

    の3つの工程となります。

    分解

    オムロンのHT-B311-Bの分解は特に難しくありません。

    注意する部分としては、ヘッド部分を取り外す際にプラスチックの爪を折らないようにすることです。

    まずはシルバーの部分スライドさせますが、回す必要はなく引っ張れば外れます。

    次に透明のゴムを外します。

    透明のゴムを外したら、白いツメを分離ピックを利用して押し込みます。

    強く押しすぎるとツメが折れてしまいますのでご注意ください。

    するとキャップ?が外れます。

    本体をそっと引っ張ると持ち手のカバーから外せます。

    外す際には以下のボタンの位置を理解しておくと、取り付ける際にも向きを間違えません。

    中身を取り出したら分解は完了です。

    バッテリーの交換

    次にバッテリーを交換します。

    バッテリーはテープと両面テープで固定されています。

    参考までにですが、元からついているバッテリーには以下の記載が有ります。

    PB-21AAA250*2(L) 2.4V 250mAh MH46055

    そして、バッテリーははんだ付けされた上に、白い絶縁のゴムっぽいカバーが塗られていますので、先にこのカバーを剝がします。

    プラスとマイナスの両方ついていますので、爪や固い物でガリガリすると剥がれます。

    白い絶縁部分が外れたらはんだこてで古いはんだを温めてバッテリーを取り外し、適度に切ったヒシチューブを配線に通します。

    購入したバッテリーにはカバーがついていますが、カバーを外すと穴が開いていますので、こちらに配線を通してはんだ付けを行います。

    プラスとマイナスを確認した上で、はんだ付けを行います。

    はんだづけが終わったらヒシチューブをドライヤーで炙ります。

    はんだこてで炙るとヒシチューブが溶けてしまうこともあるので、横着しない方が良いでしょう。

    あとはバッテリーをはめ込み、逆の手順で戻していけば完成です。

    充電と確認

    組み立てが終わったら充電器で充電が正しく行われるかを確認して完了です。

    初回の充電時には、変な熱を発していないか、また、変な匂いがしていないかなど注意し、しばらくは充電に問題がないか目の届く場所で見守ると良いでしょう。

    以上で完成となります。

    簡単ですね。

    なぜ電動歯ブラシは2年-3年くらいで充電ができなくなるのか?

    今回の作業で交換するニッケル水素電池の寿命は、5年~7年(2000回)と言われています。

    蓄電池の寿命と容量の関係は?家庭用なら長寿命!
    蓄電池の購入にあたって寿命は気になるポイントの1つ。劣化を緩やかにするコツや、目安となる耐用年数を紹介。各メーカーのサイクル回数や保証年数もまとめて一挙に解説。気になる保証年数や無償・有償でのちがいなど購入前に参考になる情報満載です。

    つまり、電動歯ブラシの場合は一日3回の歯磨きをしたとして、

    2000回(寿命)÷ 3回(1日)x 365日(毎日)≒ 1.82年

    となり、約2年弱で寿命となります。

    毎日使用しなければ、回数よりも5年~7年の寿命に近くなるかもしれませんが、基本的には毎日・毎食後に電動歯ブラシ使用する場合には、バッテリーの寿命は2年と考えていた方が良いでしょう。

    まとめ

    今回は、充電できないできないオムロン電動歯ブラシ(HT-B311-B)のバッテリー交換をしてみました。

    ちょっと工作で使い続けることが出来ることは、お財布にも環境にもとても良いことかと思います。

    前回のドライブレコーダーよりも身近な電動歯ブラシですので、同じような経験をされているかとも多いかと思いますので、自己責任となりますが是非試してみてください。

    タイトルとURLをコピーしました